極真会館道場訓の一つに「一つ吾々は礼節を重んじ長上を敬し粗暴の振る舞いを慎むこと!」と言うのがあります。
私たちは礼儀を身につけ目上の人を敬いなさいと言う意味です。
道場、家、学校でも礼儀の基本は挨拶からです。
道場での挨拶、返事、などはすべて『押忍』から始まります。
道場に入る時「押忍!失礼します」、先生、先輩に「押忍!お願いします」、帰る時は「押忍!ありがとうございました」など、道場では先生、先輩、大人の人が目上の人になりますので、子供達の方から挨拶をする事になっています。子供達は初めのうち中々出来ませんが、慣れてくるとほとんどの子供達が挨拶出来る様になって来ます。
空手道場は学校と違って年の離れた先輩や後輩、また大人の人達が一緒に稽古しています。小さな頃からこの様な環境で学べる、稽古できる空手道場、極真会館のシステムは素晴らしいと思います。
さて、審査会も近づいて参りましたが西道場の基準として中級者(青帯)を受審する際の一番の条件が、挨拶や返事が出来るか、人の話がちゃんと聞けてるかどうかを重点項目としています。
空手は、まずそこがキチンと出来なければ強くはなれません。
相手にわかる様に、正面に立ち相手の目を見て顔の前で十字を切りながら頭を下げて大きな声で『押忍』!できてますか?
家庭ではどうでしょう?挨拶できてますか?
子供は親の分身です。
我が家では自分が一番挨拶に気を付けるようにしています。家に帰ったら『ただいま!』無視されたら何回でも『ただいま!ただいま!』おかえりなさい!の言葉がかかるまで、
因みに粗暴な振る舞いを慎む事とは、人前で空手の力を誇示するような行動を取ってはならないとあります。押忍!
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